芯を喰った音を出せ

この前のお稽古で、
「久遠さんは、もうすぐ龍笛をはじめて一年になるんですよ」
と先生が、先生の先生に。

そのせいでしょうか・・・。
今まではあまり指摘を受けなかったのに、結構いただきました。

「芯を喰った音が出ていない。それじゃあ、笛が泣いてるよ」

きゃーっ
自分でもうすうす気がついていましたが、ついに言われてしまいました。
芯を喰った音。  シューっという例のアレですな。
先生はおもむろにわたしの笛を手にすると、吹きました。すっごく適当そうに。
「(久遠さんは)こんな感じでしょ、今」
それは聴きなれた、わたしの音でした! なんて薄っぺらい音なんだろう。
「もっとこう、ブオンっと出さなきゃ」
フ シューッ
同じ笛でも、全く音が違います。吹く人次第です
先輩にも、吹いてもらいました。
フ シューッ
あああ。
わたしがまだまだ笛を生かせていません。未熟。
でも、やっぱり芯の喰った音を出すのって、歌口うたぐちから空気を吸い込んでいるように見えるんだよなあ。絶対吐いてる、というか吹いてるはずなのに。
「もう少し、かぶり気味に、下向きに吹くのも試してみるといいかもね」
あ! 確かに姿勢を良くしようとか、二重アゴになって暑苦しく見えないようにとか、顔を(アゴを)ツンとしているかも。
そうかぁ、まずこれを試してみよう
二重アゴは、醜い自分を確認するためにも仕方がないか。「雅楽は見た目八割」ですもの。
これがきっかけで美味しいもの食べなくなって痩せるかもだし。ふふっ かも、ね・・・。



続いては。

「音を六拍や八拍伸ばすときに、吹き込まず、適当に伸ばしているけど、それは聴いていてわかるから良くないね」

自意識過剰かも知れないけれど、これってわたしのことだ!!とビビッときました。
適当になんて、吹いてないですよ、もちろん。
ただ、
「最近音が出るようになったわぁ。わたしも息が伸びたわね
なんて気楽に思いながら吹いていました すみません〜っ。早速思い上がってました



それと。

「まだ皆さん長いというほどの曲を吹いてないけれど、例えば鶏徳けいとくや陪臚ばいろを吹いた後、酸欠または疲れるかな?」

みんな首を振る。

「これぐらいの小曲なら、ちょっと疲れるくらい吹き込まないと」

同上です。
息が伸びたから、数曲吹いてもまだ、もりもり次にいけるのかと思ってました。
一曲一曲、しっかりと吹かなければいけませんね。適当はダメです。はぁっ。



合奏で、音取ねとりの指名を受けました。
今日は自分が指名されると思っていなかったのですが、チャンスは逃してはいけないと吹きました。
最初のかんふくらが全く出ず、せめから・・・。
焦って吹いて終わってしまいました
先生の先生のほうをうかがうと、
「ん、まあいいんじゃないですか」
と。
・・・いや、先生絶対良くないと思ってるでしょう、と心の中で思っていたら、
「芯を喰った音が出てなかったけどね」

あー!!
わかった。さっきのじょうもすっかり忘れて普通に吹いてしまった
それで、わたしが音取ねとりか!!

やっぱり先生方はすごいなあと思いました。以上。

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