国立劇場会場四十周年記念 舞楽

舞楽

演目:「五常楽」一具/「胡徳楽」
出演:宮内庁式部職楽部


行って参りました 今回の上京の目的はこれでした!

いや、なんと言いますか・・・やはり、
宮内庁式部職楽部はすっごく上手いです!!
なんて当たり前の感想ですみません。
まったく退屈しませんでした。
あっと言う間とはこのこと? 意識がどこかに飛ぶということが一瞬もありませんでした。

会場に入って、最初に圧倒されたのは太鼓。
大きい。大きいとは聞いていましたし、テレビで見たときも「大きいな」とは思っていましたが本当に大きいんですね。
これがまたライトアップされていて綺麗でしたーっ
舞台向かって左に龍が描かれた太鼓(ポスターの)、緑がかった色合いです。右側に鳳凰が描かれた太鼓、こちらは紫がかった色合いです。わたしは鳳凰派かな。龍笛りゅうてき吹きですが。
いつかもっと間近で見たいです! 触ってみたい!! 
もちろんそんなこと無理でしょうけれど(ちなみに三階席でした)、あのぼこぼこしたところ、飾りの部分が気になる。どんなさわり心地なんでしょう? 飴細工みたい。美味しそう・・・。


早めにいって売店でお土産などを買おうとか、どんな人が見に来るのかを観察しようと思っていたのですが、なんと開演十分前に到着 
プログラムを購入するだけで精一杯で、まったく中身読むことが出来ませんでした。
よって知識ゼロで臨みました! かえって新鮮に見ることが出来た気がします。




「五常楽」一具

仁・義・礼・知・信の五常(人が常に守るべき五つの徳)を五音に配して作ったといわれる「五常樂」は、左舞の中でも良く知られた名曲です。序・破・急の楽章が揃った曲でありながら宮内庁楽部では一具(全体を通す)での演奏はあまりないため、今回の上演は貴重です。袖をなびかせながら四人の舞人がゆったりと舞うすがたに
雅楽の美が凝縮されます。
                          <国立劇場の広告より引用>

装束が綺麗。 わたし好みです

派手な色合いではありませんが、薄茶色(?)に裏が紫色で、なんとも高貴な感じが漂っていて。舞人の動きにあわせて、はらりと装束が動くのがまたいい
雅楽って、ほんとに装束も美しいですよね ため息がでます 煌びやか。
上記の通り、男性(宮内庁楽部ですし)の四人舞でした。
もちろん初めてみます。一具どころか、ちょこっとも見たことありません。
実は、舞楽吹きの五常樂急も初めて聴きました。
「これが舞楽吹きねー」と耳をむけるのですが、目は舞人を追わなければいけないし、それに舞台全体も見たいし、打ち物も見たい(大き過ぎて打っている姿なんて見えやしませんが)!! 舞人のタイミングがちょっとずれたりしたところがあったり(その人の個性なのかも)と、で目が離せませんでした。こっちがどきどきしちゃいますよね?
忙しい四十五分間でした。
そう、一具ですから四十五分かかるのです。
「すごい。ぴったり四十五分だ!」とうちの雅楽会の人が感心していました。
・・・というか、初心者のわたしからすると、四十五分吹いていられることがすごい。舞っていられることがすごいです。暗譜ですよ?しかもっ。
急は速いんですね。




「胡徳楽」

抽象的な表現が多い舞楽のなかでストーリー性のある「胡徳楽」は異色の存在です。明治以降はしばらく上演が途絶えていましたが、開場まもない昭和四十二年三月の国立劇場雅楽公演で復活されました。面をつけた六人の舞人が酒宴の様子をユーモラスに描写するもので、国立劇場では久々の上演です。                    
                          <国立劇場の広告より引用>

・・・これって、舞楽なんですか?? 

というのが、わたしの最初の感想でした。
まず、一臈と二臈が「出手づるて」を舞って位置につき向かい合わせに着座。
(注:ここらへんの詳しい説明は、もちろんプログラムより引用しています) 
次に勧杯けんぱいが瓶子取へいしとりを従えて登台し着座。
そして、残り三臈と四臈が・・・とここで、なにやら瓶子取へいしとりが、ごそごそ身動きをしています。胡徳楽知識ゼロのわたし、てっきり「装束が脱げたのをなおしている?みんなにバレバレだよ」とか思ってハラハラしていたんです。
でも、心配ご無用 奴は既にお酒を盗み飲みしていたのですよっ!!
三臈と四臈が着座し、瓶子取へいしとりがお客さんについでまわるわけですが、その間も盗み酒
驚きましたが、何より驚いたのは、観客が声を出して笑うんです
こんなに声出して笑っちゃっていいの? あ、でも笑ってもらわないと舞人の立場はないのか? とかいろいろ考えてしまい、わたしは笑うどころじゃなく。

わたしの中の舞楽のイメージが変わりました。
ストーリー性があるとは聴いていましたが、バッチリ話がわかります。登場人物も役柄によって装束が違うので(役どころがわかる)入り込みやすいんです!
すっかり楽を聴き逃してしまいました 最初と最後しか聴いてない・・・
まぁそれほど舞に夢中だったということですね。
舞・・・、あれは舞なんですよね? 多少忘れた頃にはらりと袖を振っているところは見ましたが。
パントマイムです。違った意味で、舞人の才能・個性が必要ですね!
おもしろいです、おもしろいです、おもしろいです!
普段雅楽に興味のない人にも見せてみたいです。どういう反応をするのか。
プログラムの最後に、
「詳細は書かないこととする。ともかく雅楽にしては桁外れの曲なので、予備知識なしに鑑賞していただくのが一番で良いと考えるからである」
とありますが、まさしく「予備知識なしに鑑賞」致しました。
なるほど、その通りでした。
これ以上詳しく書きません(書けません。どう書いたらいいのかわからないのです)が、最後まで笑わせてくれました。

こちらもぴったり四十分の舞でした。
密かに舞台から見える位置に時計でもあるのでしょうか? すごいです。



そうそう、太鼓の音、すっごい。ビクッとしてしまいました。体に響きます
観客のマナーも良し!
私語がほとんど聞こえませんでした
これって重要ですよね。わたしの隣のおじさまは、腕を組んだまま身動き一つしないんです! 彫刻のようでした。姿勢を変えるのに椅子を座りなおすのが申し訳なくて。音鳴りますからね。太鼓の音にあわせてみたりして。ドウのときにね

も一回見たいです。
テレビで放映してくれるといいのですが、どうなんでしょう。
あ〜、おもしろかった
こんなに演奏会がおもしろかったのは初めてです

と言っても、まだ五本の指をこえてないくらいの演奏会観覧経験しかないですがね〜(笑)
秋の宮内庁の雅楽演奏会、今年こそ当てたいものです。


上先生のインタビュー記事

comments

うっひゃ〜〜!コレだったんですか。たっぷり良い醸しを受けてこられましたねぇ。

けん2さま

いい刺激になりましたv-352 これを糧に精進します♪

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。お稽古の様子などたいへん勉強になります。

私も国立劇場へいきました。ホント胡徳楽にはおどろかされましたし、おもしろかったですw
私は昨年から舞の稽古を始めて抜頭(右方)を習っているのですが、あんなふぅに座ってるだけでいいのなら楽でいいなぁ〜などと思ってしまいました^^;

僕も過去に楽部と東京楽所の演奏会に1度づつしか行った事がないのですが…聞く度に自分の笛の『力強さ』みたいなものがいかに足りないのかっていうを思い知らされます…( ̄□ ̄;)!
今回の笛の主管は『上研二』先生ですかね!?(それとも安斉省吾先生か?)ホント上先生の音には鳥肌が立ちます!!v-532(><)五常楽は管絃しか聴いたことがないですし、その他の舞楽も見聞きした事がないので、羨ましいですね!!(^3^)

しんしんまるさま

はじめましてe-257 読んでくださって嬉しいですv-22 ありがとうございます。
国立劇場にいらしたんですね。おもしろかったですよねe-2 
舞、いいですねぇe-267 わたしもいつかちょこっとでも習いたいです。右方か左方か決めるのも迷いますよね。いつかどれか一曲でも舞ってみたいです。
胡徳楽、「あんなに座っていては、立つ時よろけないか心配だなあ」とか内心思っていました(笑)



hayashiさま

こんばんわ!
今回の主管は、「五常樂 一具」は安斉省吾先生、「胡徳楽」は上研司先生でした。(・・・ちなみに、わたしは楽部の方は上明彦先生と上研司先生、豊英秋先生しか未だ頭に入っておりませんe-263あ、多忠輝さんはわかる!)
舞台も素敵でしたe-266 写真が撮れなかったのが残念です。携帯で撮ろうかとも思ったのですが、撮影していいのかわからなかったんですe-330
v-532肌でした!!

字間違ってましたね…『研二』→『研司』失礼しました!(^o^;

写真って演奏前ってことかな?演奏中なら間違いなく×ですけど、演奏前なら特別言われてなければ撮ったモン勝ち!?(^.^)b

僕も先生方を直で知ってるわけじゃないですが…あっ、でも以前の演奏会の前夜祭で『岩波孝昌』先生(笛)と『山田文彦』先生(篳篥)とはお話させてもらいました!!(^^)v

hayashiさま

字の間違いには気がついておりませんでしたi-201 プログラムを写しただけなので。
講師の先生方が、「アキヒコ先生の吹き方は・・・」とが、「ケンジ先生」とかたまにおっしゃっているので、かろうじて音(?)は頭に入っているくらいi-202 はははっ。

舞台の写真が撮りたかったので、また機会があったら早めに開場入りしてパチリe-94e-329としてきます!

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