山田章博「BEAST of EAST 〜東方眩暈録〜1」
本朝 夢幻 冒険 絵巻
アルケミー
馬琴の伝奇と北斎の筆との驚嘆すべき錬金術

BEAST of EAST 1 (1) BEAST of EAST 2 (2)
原作は、岡本綺堂の「玉藻の前」(←原作が読めます)。
それが山田章博氏の
超絶華麗な画
で漫画になっております!
ストーリーも、全く原作どおりといったわけではありません。
主役の鬼王丸、藻(玉藻)以外に、安倍清明、平将門なども出てきます。
とにかく、原稿に隙間が少ないです。描き込まれていて。そして、画が綺麗で綺麗で
コマとコマの持つ、「間」がとてもいいです。
金毛白面九尾の狐は、「うしおととら」や、その他いろいろ取り上げられていますが、これも主軸は九尾の狐が日本にやって来たことから物語が始まります。
それが幼馴染たちの平安な暮らしを引き裂き、国を破滅へと導いていくのです。
その狐の謀を、防ぐことが出来るでしょうか、幼馴染たちはどうなるのでしょうか。
といった物語です。
・・・非常に残念ながら未完です。休載なのかはわかりません。続きは出るのかなぁ?
「これから、さてどうなる!」ってところでとまっています
ここからは、ネタバレです。
殷の紂王を誑かし、天竺の斑足太子を惑わした金毛白面九尾の狐が日本に渡ってきます。
父親思いの心清らかな美少女藻みくずに憑きます。幼馴染の鬼王丸は、藻を取り戻そうとしますが、九尾の狐には敵いませんでした。
やがて藻は宮中に上がり帝の寵を得ます。帝は甘やかされて育ったお馬鹿さんなので、政治は側近や玉藻の前(藻)の思うがままです。
玉藻の前の異様さはうすうす周りの知るところであったので、これはマズイ、妖に支配されちゃうよと安倍清明らが退治に乗り出しますが、一筋縄では行きません。狐強いし頭が良いのですよ。
一方鬼王丸も、不思議な仲間(笑)を増やして機会を狙っています。たぶんね。

山田章博/ソニーマガジンズ
藻が宮中に上がって以来、数年ぶりの鬼王丸との対面。
雨乞いを安倍清明と玉藻の前が御前で競う場面でした。
二人は会話すらないんですが、結構好きなシーンです。一度見交わしただけ。
狐に憑かれた藻の意識はないはずなのですが、宮中で、
「もうすぐこの国が手に入る。待っておいで、鬼王丸。この国をお前に上げるから。
万民楽土、幸福の国。お前が王さまの・・・」
なんてつぶやいたりしています。基本狐は争いを好むので、幸福の国なんて望むわけがなく。
昔、菜摘みの合間に、戯言を言っていたことがあります。
鬼王丸 「もしおれがどこぞの王さまにでもなれたら・・・お前や小父御が心安う暮らせる国を造る」
藻 「うれしいな。鬼王丸」
なんて、ほのぼのと。
狐の心が鬼王丸に傾いているような感じなのです。無意識かもですが。
が。
これがアダになります。
安倍清明との対決にも勝利し、宮中で絶大な力を誇るようになった、玉藻の前。
雨の日の晩、鬼王丸のもとへ忍んで行きます。一緒に来いと迎えに来たのです。
鬼王丸は拒絶します。しなだれかかって王さまへの道を説く玉藻に、
「藻・・・ではあるまい。俺は藻が好きだった。だが俺達は手さえ繋いだ事がない」(←ツボでした)
そう言って、一人玉藻の前を残して去ってしまいます。
この二人の別れはいつも雨だな。
女狐はブチ切れます。プライドがたがたです。
このことで、戦をおこすことを決めます。側近が止めるのも聞きません。
「見ているがいい。あ奴らに恋などするのではなかったと後悔させてやろう。最後の時には死に行く世界に向かってこう言ってやるのじゃ。たった二人の恋が妾に滅びを決心させたのだとな!」
怖いです。やっちゃいましたね、鬼王丸。かっこいいけど。
話は現状ここまでです。
次巻が待ち遠しいところですが、たぶん出ないかも。
ほんとに続きが気になります。もー、中毒でした。今はだいぶ落ち着きました。
そんな作品て、世の中に多いなあ。
アルケミー
馬琴の伝奇と北斎の筆との驚嘆すべき錬金術

BEAST of EAST 1 (1) BEAST of EAST 2 (2)
原作は、岡本綺堂の「玉藻の前」(←原作が読めます)。
それが山田章博氏の
超絶華麗な画
で漫画になっております!ストーリーも、全く原作どおりといったわけではありません。
主役の鬼王丸、藻(玉藻)以外に、安倍清明、平将門なども出てきます。
とにかく、原稿に隙間が少ないです。描き込まれていて。そして、画が綺麗で綺麗で

コマとコマの持つ、「間」がとてもいいです。
金毛白面九尾の狐は、「うしおととら」や、その他いろいろ取り上げられていますが、これも主軸は九尾の狐が日本にやって来たことから物語が始まります。
それが幼馴染たちの平安な暮らしを引き裂き、国を破滅へと導いていくのです。
その狐の謀を、防ぐことが出来るでしょうか、幼馴染たちはどうなるのでしょうか。
といった物語です。
・・・非常に残念ながら未完です。休載なのかはわかりません。続きは出るのかなぁ?
「これから、さてどうなる!」ってところでとまっています

ここからは、ネタバレです。
殷の紂王を誑かし、天竺の斑足太子を惑わした金毛白面九尾の狐が日本に渡ってきます。
父親思いの心清らかな美少女藻みくずに憑きます。幼馴染の鬼王丸は、藻を取り戻そうとしますが、九尾の狐には敵いませんでした。
やがて藻は宮中に上がり帝の寵を得ます。帝は甘やかされて育ったお馬鹿さんなので、政治は側近や玉藻の前(藻)の思うがままです。
玉藻の前の異様さはうすうす周りの知るところであったので、これはマズイ、妖に支配されちゃうよと安倍清明らが退治に乗り出しますが、一筋縄では行きません。狐強いし頭が良いのですよ。
一方鬼王丸も、不思議な仲間(笑)を増やして機会を狙っています。たぶんね。

山田章博/ソニーマガジンズ藻が宮中に上がって以来、数年ぶりの鬼王丸との対面。
雨乞いを安倍清明と玉藻の前が御前で競う場面でした。
二人は会話すらないんですが、結構好きなシーンです。一度見交わしただけ。
狐に憑かれた藻の意識はないはずなのですが、宮中で、
「もうすぐこの国が手に入る。待っておいで、鬼王丸。この国をお前に上げるから。
万民楽土、幸福の国。お前が王さまの・・・」
なんてつぶやいたりしています。基本狐は争いを好むので、幸福の国なんて望むわけがなく。
昔、菜摘みの合間に、戯言を言っていたことがあります。
鬼王丸 「もしおれがどこぞの王さまにでもなれたら・・・お前や小父御が心安う暮らせる国を造る」
藻 「うれしいな。鬼王丸」
なんて、ほのぼのと。
狐の心が鬼王丸に傾いているような感じなのです。無意識かもですが。
が。
これがアダになります。
安倍清明との対決にも勝利し、宮中で絶大な力を誇るようになった、玉藻の前。
雨の日の晩、鬼王丸のもとへ忍んで行きます。一緒に来いと迎えに来たのです。
鬼王丸は拒絶します。しなだれかかって王さまへの道を説く玉藻に、
「藻・・・ではあるまい。俺は藻が好きだった。だが俺達は手さえ繋いだ事がない」(←ツボでした)
そう言って、一人玉藻の前を残して去ってしまいます。
この二人の別れはいつも雨だな。
女狐はブチ切れます。プライドがたがたです。
このことで、戦をおこすことを決めます。側近が止めるのも聞きません。
「見ているがいい。あ奴らに恋などするのではなかったと後悔させてやろう。最後の時には死に行く世界に向かってこう言ってやるのじゃ。たった二人の恋が妾に滅びを決心させたのだとな!」
怖いです。やっちゃいましたね、鬼王丸。かっこいいけど。
話は現状ここまでです。
次巻が待ち遠しいところですが、たぶん出ないかも。
ほんとに続きが気になります。もー、中毒でした。今はだいぶ落ち着きました。
そんな作品て、世の中に多いなあ。
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